一生懸命直しているこの家ですが、家賃を払って住んでます。
そして、多分、数年後には引っ越すと思います。
と、話すと、びっくりされる人が多いです。
確かに、お金も労力もかかってます。
でも、自分の家ではないからこの家は返すのです。
「じゃあ、なんでこんなにお金かけて直してるの?」
と言われたら、
「蜘蛛がでる、ネズミがでる、汚い、暮らすの辛い」
と言って日々を送るのが嫌だったから。
最大限の努力をしよう、
できることをやろう、
それだけです。
もし、借家でなく、自分で買った家なら、お金を掛けれるから、
「DIYで古民家改修」
なんてことをすることはなかったかもしれません。
資金がない、大工さんを雇うお金も早々に尽き、自分の家でないから、日々の生活費から細々とやりくりするしかなく、
だから、
「今月はここやりたいけれど、お金がないから我慢しよう」
「今月は少し残っているから、ここに手を付けられる」
というようにやってきました。
でも、こんな苦労も、ある意味ちょっと特殊で、得難いものだとも思うんです。
お陰で、家を直すというスキルも多少身に着けることができましたし、
生活費から家を直す代金を捻出するという経験もできました。
文句言って小さくなって生きるより、良かったと感じています。
だから、まだ改修は続きますし、それが自分の財産として還元されなかったとしても、
続けるのです。