野地板という板があります。
屋根下地として使われる材です。
この材は、無垢材にも関わらず、
特別安いです。
これはホームセンターでの値段ですが、ホームセンターでなくても安いです。
木材屋さん、どこでも安いみたいです。
だからDIYerの間で、
ひそかに人気!
で、なんで安いかっていうと、
荒材だから。
つまり、表面ざらざら。
表面は、確かにこんな感じで荒いです。
(荒材ではない、超光沢仕上げはこんな感じでツルツルピカピカ)
あと、
乾燥してないから。
らしいです。
乾燥してないなら、乾燥させればいい。(乾かす場所が確保できる)
表面がザラザラしてるなら削ればいい。(サンダーorかんななど)
反ったりしてもご愛嬌。
と思う無垢材指向の人には、この材は
最高だと思うんですが、いかがでしょう?
(薄いので、床材には向いてないのはちょっと残念。でも下地合板で、上にこれっていうのは多分、やっている人がいたような。あ、もちろん抜け節はありますヨ。)
私は、野地板を使って、
納屋の壁材にしようかと思っています。
ついでに、納屋の床材には、プレーナー加工のみの破風板(屋根と外壁の間にある部材)という材を使おうと計画しています。
プレーナー加工というのは、かんなだけで削ったものだけのもので、超光沢仕上げがかかってないものです。
無垢床材というと、超光沢仕上げが普通ですが、ちょっと荒い仕上げの方が、多分、
傷がついても気にならないような気がしてるから、床材じゃないものを床材として使おうと考えています。
(納屋はこんな感じ。完全に倉庫使用で、もともと雨漏りとかしてましたし・・・実は未だに窓ガラス割れてますし・・・)
この野地板、他にも、例えば、
鳥や蜂やハムスターなどの巣箱とか、小さな棚とか、できそうな気がしてます。
(多分、合板より、動物にとったら居心地よさそう。)
無垢は高いし、反るし、と敬遠されがちですが、この野地板をはじめ、ざらいた、畳下の板、破風板など、無垢を使おうと思えば、色んな選択肢があり、手の届く無垢材もあるなあと思っています。
木材が高いかどうかは、人件費の部分が大きいです。
つるつるであればあるほど、人件費がかかっていて、高いのです。
ちなみに、国産杉はもちろん
桧(ひのき)でも野地板は安いです(一坪千円ちょっと)。