鹿と猿はどうやって家の近くまでくるんだろう。
きっと裏山から。
裏山、どんな感じ?
という素朴な疑問で裏山にちょびっと入りました。
畑のほとんどすぐとなり、という場所。
杉?桧? あたりの木がありました。
すこし植林された木があるようなので、完全天然林ではないような。
もうちょっと奥に、根っこの巨大な木がありました。

「きっと、この木が、この山を土砂崩れから守っているに違いない」
と、なんとなく思いました。
↑アップの写真。
なんの木かは、わからないです。
木は、一年ぐらい観察して、実と花と葉と皮と全部確認しないと、見間違うような気がするので、これもこっそり見ていきたいと思います。
裏山に登って、ぼーっと
「なぜなぜ鹿は・・・猿は・・・」と考え事してたら、下から人に見られてしまいました(苦笑)
あやしかったかも・・・
とりあえず、今回、ちょびっと覗いてみて、山には、今、動物たちの食べるものがないのはよくわかりました。
でも、
「前は、被害がなかった」
と、地元の方々はおっしゃっていて、なんでこんなに被害があるのか、疑問に思いました。
なので、ちょっとググってみました。
公的な説だと、
・狼など、天敵ががいなくなった。
・猟師が減ったため。
という説が主流のようです。
もうちょっと突っ込んだ説だと、
・地球温暖化で冬を越せるようになった
・人工林の増加などのため
なども言われています。
きっと複合的なんだろうと思うのですが、下記のサイト(PDF)の説明が一番私の中ではしっくりきました。
シカはなぜ増える
↑こちらより、以下抜粋・要約させていただきます。
シカは低木林や草原が生活場所。
山々の多くが天然林に覆われていた時代には、そのような生活場所は多くはなかった。
ところが、私たちは戦後の経済成長期に天然林を大面積で伐採し、針葉樹の林に変えたため、
若い造林地には草や低木が大量に繁茂し、豊富な食物を供給した。
つまり、
とても良いエサ場を大面積で作ってしまった。
やがて人工林が成長し、林内には光が届かなくなり、ほとんど植物のない状態に変わった。
そうなると大面積の人工林は、シカにとって、餌のない場所になった。
しかも、天敵も大雪の冬もなくなった状況では、いったん増え始めたシカの数を抑制する要因がない。
増え続けるシカは、人工林にエサがないので、人里近くや、あるいはわずかに残された奥山の天然林などにたくさん出てくるようになった。
私たちがシカの増加に困っている状況は、実は過去から現在の人間活動に対する自然のしっぺ返し。
つまり、
人工林のための低木・草地増加 → 鹿増加 → 人工林成長で草地減少 → 鹿が人里へ流出
ということなのかと思いました。
今の我が家の畑は、昨年まで、数年間、草がぼうぼうとした遊休地で、鹿にとったらお気に入りの場所だったのかもしれません。
ということで、鹿にとったら、私が入植者・・・
鹿さん、ごめんね。
どうにか、仲良くやっていきたいなー