私は、大量に世間に出回ることなく、ひっそり直売所で売られる果物が好きです。
これも、それ。

先日、近くのスーパーの直売コーナーにひっそりと売ってました。
というか、売れ残ってました。
何かと言うと、生のなつめ。
棗。
こういうのに、ときめきます。
さんざし
というのもそうでした。
食べるとどんな味かと言えば、サンザシにしろ、ナツメにしろ、正直、おいしいものではありません。
でも、野性味あふれる力強い味。
そして、多分、無農薬。
大量に誰も作ってないから、こっそり直売所で出回り、そこですら売れてない。
ただ、多分、間違いなく栄養価は高い。
無農薬で栄養価が高くて、希少価値があって、面白くて、安くて。
ってこれは私にはツボばっかりで、欲しくなります。
先日は、そういうえば、姫りんご? らしき、小さなリンゴもうっていました。
姫リンゴも惹かれて、思わず買ってしまいました。
世の中の主流の品種というのが時代とともにあって、例えば、現代のブドウならシャインマスカットが売れ筋だし、高級品種。
シャインマスカットは確かに綺麗でプッチプチで素晴らしい。
高級な芸術作品だとは思います。
ただ、私はマスカットなら、ネオマスカットに思い入れがあります。
私は、数年前、切り倒される寸前のネオマスカットを近所の方が作っていて、切り倒すなら、無農薬で売ってみるからやらせてほしいとお願いして販売してたことがあります。
今は、マスカットと言えば、シャインマスカットで、ネオマスカットの時代は終わったみたいです。
だから、高く売れないし、どんどん切り倒されている。
それが忍びなかった。
ただ、無農薬で販売してみて、本当に難しいということを教えてもらいました。
茶色にしおれていく。房では売れないから、粒売りでした。
隣の畑の農薬がちょっとついたところだけ、美しい黄緑色に(でも無農薬で売ってるから、そこは販売できない)。
ああ、無農薬って本当厳しいのね、
ネオマスカットは切り倒される運命なのね、ってどんだけ思ったかわかりません。
今、直売所にいくと、やっぱり隅に、種ありのネオマスカットが格安で販売されていたりします。
多分これは、農薬かかっていたとしても、数回(農薬は高額ですので)。
種ありってことは、ジベレリン処理(種無しにするために、液体につける処理)をやってない、割と放置な畑のブドウ。
私は、そういう果物を見つけると、切ないし、有難いから、必ず手にとってしまいます。
体にはいいと思うし!